大深度地下

国家プロジェクトにも活用される大深度調査の独自技術

大深度地下は、地表面付近に比べて高い圧力を保有しているため、トンネル等の建設工事においては十分な安全管理と適切な施工計画・実施が重要となります。そのためには、開発対象となる大深度地下にどのようなリスクが潜在しているのかを的確に把握しておくことが必要になります。

当社では、大深度地下という特異な環境下における調査技術の自社開発と高度化を進めて来ました。特に、深層岩盤中の地下水流動特性を把握する水理試験装置は多数の実績を保有しています。

「大深度地下」とは?

  • 「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」(2001年)によると、大深度地下は地下40m以深または基礎杭の支持地盤上面から10m以深と定義されます。
    この大深度地下空間は公共の用に使用することができ、都市部のトンネルや共同溝などの建設を促進することを目的として法制化されました。
    超電導リニアによる中央新幹線計画(通称:リニア新幹線)も、この大深度法が適用される事業となっています。

保有技術と調査実績

保有技術・機器

  • 地下水流向流速計
  • フローメーター検層
  • 大深度水理試験装置
  • 孔間透水試験技術  他

調査実績

  • トンネル建設、都市部の地下開発
  • 石油・LPG(液化石油ガス)地下備蓄基地
  • HLW(高レベル放射性廃棄物)の地層処分
  • 天然資源開発(天然ガス開発)
  • 水理試験 作業状況

  • (左)大深度水理試験装置の全体構成図
    (右)孔間透水試験装置の全体構成図

技術研究所

当社では、山梨県上野原市に技術研究所を構え、地盤や地下水に関する調査技術の研究や機器の開発を行っています。

  • 屋外実験場

    屋外実験場

  • 技術研究所での機器開発風景

    技術研究所での機器開発風景

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