タイトル

いい井戸と悪い井戸


こんにちは!(^―^)ノ


井戸おやじこと
アサノ大成基礎エンジニアリング
杉山明です。

暑い日が続きますが、
東京、大阪の方々は
いかがお過ごしですか。


おやじのいる北海道は
暑いとは言っても

やはり夜は涼しく、
過ごしやすい夏です。

「おやじの場合、今年は大阪から
帰って1年目だから、来年は
これに慣れて、
やはり今頃は
暑い暑いと言っているよ」

と言う人もいますが。

年の春には、おやじは
沖縄出張があり、あいかわらず
北から南へ飛び回っていました。

沖縄の夏も暑いのですが、
都会とは違った暑さです。

連日のロンドンオリンピックの
水泳競技の映像も涼感と
寝不足を誘いますが、

はじめに暑中見舞い代わりに
沖縄の写真をごらん下さい。

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前回のブログでは「堀井戸と水みち
というテーマでお送りいたしました。

今回は「いい井戸悪い井戸」
についてのお話です。


おやじが入社した38年前に、
会社の大先輩から井戸の教え
聞かされました。先輩のお名前は
「小川幹次」さん(故人)です。

以前も取り上げましたが、
鑿井(さくせい)という字は、
昔、鑿(のみ)で井戸を
掘ったことに由来しています。

最近では、ひらがなで「さく」と
表記することも多いのですが、
江戸時代からの歴史を考えると
漢字のままでもよい
とも思っています。

なれてくると読むことは
できるのですが、書くことは
なかなか大変です。

その教えとは次のようなものです。

鑿井に3訓がある。
即ち、
1. 鑿井は水のある処に掘らねばならない
2. 鑿井は砂の上がらぬように仕上げねばならない
3. 鑿井は砂を上げぬ程に汲まねばならない

自筆原稿は次のようなもの。

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井戸掘りを38年もやっていると、
中には失敗もあり、この対処のために、
会社にとって大きな出費(赤字)
も経験しました。

お客様から井戸の相談を
いただいたら、先ず、
事前の下調べが必要です。

お客様の大事なお金を使って、
本当にお客様が満足する
結果が得られるかどうか、
水量と水質で良い結果が
見込めるかどうか。

地下のことは、
やって(掘って)みなければわからない、
何が起こるか(出てくるか)わからない、
すべてを予測できるわけではないのが、
本当のところです。

それでも、可能な限り、
リスクを減らすように
努力しなければなりません。

先ずは、水が出そうもない所には、
お薦めしないのが原則です。

次に、井戸の仕上げ方は重要で、
ただ、穴を掘って 終わり
ではありません。

適切な採水層を選択し、
パイプを挿入、パイプの周り
には砂が出てこないように、
砂利をしっかり充填
しなければなりません。

井戸が仕上がっても、
ポンプで揚水する際には、

井戸の適正な揚水量を調べ、
その範囲で使用水量を決め、
くれぐれも過剰な揚水は避け、
砂を出さない範囲で、
汲み上げることが肝心です。

現実のケースでは、
どうしても3訓からはずれる選択を
せまられることもありますが、
できるかぎり、3訓に近づけ、
いい井戸を掘るようにしたものです。

大先輩の教えは、
自身が経験すればするほど、
身につまされる言葉
となって響いてきます。

最近(6月20日)に岩波新書から
「地下水は語る」が出版されました。

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著者は芝浦工業大学工学部教授
「守田 優」さんです。

紹介文では、
「世界の地下水に危機が迫っている。
涸渇や汚染の仕組みを解説し、
これからの地下水との
つき合い方を考える。」
となっています。

著者と井戸おやじは、ほぼ同年代ですが、
著者は旧東京都土木技術研究所にて
地盤沈下、地下水、都市河川の研究
に従事された経歴があり、

かたや、おやじは同時代を井戸業界に
席を置いて、立場は違うものの、
いくつか同じような地下水の
課題に取り組んで、歩んできた
のかなと思います。

本書は目新しい知見というよりは、
この40年間の地下水問題の知識を
後輩に伝承して残したいという
お気持ちであろうと推察されます。

一読されることをお薦めします。

最近、砂の出る井戸の話が
多く聞かれます。
水井戸以外にも温泉井戸
でも聞かれます。

砂が出るようになると、
水中ポンプが壊れたり、
井戸が砂で埋まって
使えなくなったりします。

機械掘りによる井戸が多く
掘られるようになって、
約50年が経ち、老朽化が進み、

井戸管が腐食して穴があいて、
砂が出るようになった井戸が
増えてきた事もあるのですが、

新しい井戸でも
砂の出がみられます。

施工方法井戸管(パイプ)の材質
をもう一度、見直してみる
必要があります。

先人の声に耳を傾け、
いい井戸を掘るための
日々の努力を積み重ねて
いきたいと考えています。

今回はここまで!

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皆様、暑さに負けずに
頑張りましょう!!

質問・感想などをコメント欄や
twitterに 載せて頂けたら 嬉しいです。

それでは次回もお楽しみにー(゚∀゚)ノ

2020年1月

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