
みなさま、はじめまして!
アサノ大成基礎エンジニアリング
インフラ保全事業部に所属しております
FUMIと申します!
会社では鉄道のインフラ点検を
主に担当しております。
以後、お見知りおきを。
さて最近流行りの業務の自動化って響き、
素敵じゃないですか?
ツールを使い自分の仕事を
自動化して業務量を減少させる。
万年人手不足の建築業界に勤める私には
なんとも魅力的な言葉です。
今回ご紹介するのは当ブログで、
以前よりお伝えしております
トンネル検査システム。
なんとこいつは業務の自動化が可能な
非常に優秀なやつなんです!
何が自動化できるかをお話する前に、
今まで弊社で行っているトンネル検査の
図面を見てもらいましょう。![]()
図1 トンネル劣化展開図例
このトンネル展開図ですが、
ひび割れとか漏水痕の表記って
AutoCADやJWCADを使用して
手作業で入力を行っているのです。
結構時間が掛かると思いませんか?
現場でスケッチした野帳に書いてある
ひび割れに沿って、
細かい数字を入力しています。
当然トンネルの長さを考えると、
この一枚の展開図だけでなく
他の調査範囲を入力するため
同じ作業を何十回も行わないといけません。
おまけに細かい作業が主であるために、
チェックも非常に大変です。
従来通りやっていたら、
この現代社会でいくら時間があっても
足りませんね(笑)。
そこで今回の本題である
自動化についてお話します。
ものは簡単です。
トンネルで撮影したデータを用意します。![]()
図2 トンネル写真展開図例
これだけではただのトンネルの展開図ですね。
そこで、トンネル検査システムのひび割れ抽出の
ソフトにこのデータを掛けてみましょう!![]()
図3 トンネル劣化変状図例
お、何やら色がつきましたね。
少し拡大してみましょう。![]()
図4 トンネル劣化変状図例(拡大)
なんとひび割れの幅と長さが
記載されているじゃありませんか。
そうです、
これでひび割れの抽出は終わりです。
簡単でしょう?
そしてこれを報告書の書式に直してしまえば、![]()
図5 トンネル変状展開図例(完成版)
とても時間が掛かっていた作業が
あっという間に終わってしまいました。
あまり詳しい工数等はお伝えできませんが、
作業量は劇的に減っています。
人類の叡智に万歳ですね。
この忙しい現代社会にピッタリの代物です。
現在、ひび割れのデータ抽出をした際に、
ノイズと呼ばれるひび割れでない部分も
抽出処理されることもあるため、
データ検証しながら精度向上に
努めているところですが、
それでも従来通りの手法に比べると
かなり時短が見込まれます。
今回はこのように最新機械を使用して
業務の時短方法を紹介いたしました。
私の所属するインフラ保全事業部では、
トンネル検査システムの他に
ドローンや3Dを使用した点検も行っております。
また、別の機会に他の機材を使用した時短方法を
ご紹介させていただこうと思いますので
よろしくお願いいたします。
以上、また読んで下さいね(^o^)
前回までのトンネル検査システム
「鉄道の"いつも"をインフラメンテナンスで支える」
「お待たせしました、トンネル検査システムの道路トンネルへの対応完了です!」
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