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井戸の修理と維持管理:メンテナンス編


こんにちは!o(゚▽゚)/


中年の熱い炭酸、 井戸おやじこと
アサノ大成基礎エンジニアリング
杉山明です。
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研究に研究を重ねた面白い新商品が開発
されている一方、世の中、虚偽表示にゆれる毎日です。
北海道産といって外国産を出されては困ります

高級ホテルや有名百貨店が謝罪を繰り返しています。
高級な場所では食事をしないおやじなので、
関係ないと言えばないのですが。

道内では生産地の方が困惑しているようです。
昨晩は、お店の子に「いくつ?」と聞くと
28才、独身(にこっと笑い)ですとのこと。
確か前の店では、35才の子持ちだったような?(笑)

まあいいか!おやじは気持ちよくだまされて
今夜もお酒をいただくことにします。
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写真は夕方とはいえ、すっかり暗くなった

小雨降る昨晩のススキノです。
もうすぐ、雪が降り積もる札幌です。

ゴルフシーズンも終わり、
おやじたちはやることがなくなって、
やっぱり、飲みに出る季節になりました。

みなさん、アフター5も頑張りましょう。

さて、今回は前回の続きで、
井戸の修理と維持管理パート2
をお話します。

前回は、井戸の管理診断の必要性、
老朽化井戸の障害について考えてみました。
今回は続編、井戸の補修について
触れてみたいと思います。

井戸のトラブルには井戸自体の場合と
揚水設備の場合とがあります。
揚水設備に起因するものは水中ポンプの劣化、
揚水管の閉塞等であり、ここでは井戸自体の場合
について考えてみます。

井戸の障害については、揚水量の減少
水位の低下揚砂量の増加
水質の変化があります。

この原因としては、井戸スクリーンの目詰まり、
ケーシング溶接部等の破損箇所からの
砂や充填砂利の流入による井戸(スクリーン)の埋没、
地下水汚染等が考えられます。

井戸湧出能力の減退、井戸構造上のトラブルに
対処するための洗浄工事または修復工事は
一般に井戸の改修工事と呼ばれています。

改修工事の種類は大きく2種類に分かれ、

① スクリーンの目詰まりを除去する浚渫(しゅんせつ)洗浄工事
② ケーシング、スクリーンの破損対策としての
二重ケーシング工事

があります。
全国の水道水源井戸も古いもので、50年以上の経年
みられ、この間に二重ケーシング、中には
三重ケーシングが施工された井戸もあります。

二重ケーシングは、もとの井戸の内側にひと回り小さい口径の
ケーシングを挿入し、外側のケーシングの破損箇所から
流入する砂や砂利によってこれ以上、井戸が埋まって
しまうのを防ぐ方法です。

内装ケーシングの材質については耐食性を考慮して、
SUS管、FRP管、塩化ビニル管が主に使われています。
二重ケーシングではもとの井戸よりも口径が小さくなるので、

口径に余裕がない場合、これまで使っていた
ポンプが使えなくなる他、一般的には、揚水量も減少する
ことが多くなります。

昔の井戸は、揚水量が多かったせいもありますが、
深井戸の口径としては、比較的大きな300~400mmといった
口径の井戸も多く、二重ケーシングを可能なものにしていました。

一方、浚渫洗浄工事では井戸底に溜まった埋砂を
浚渫すると共に、スクリーンの目詰まりを除去するための
各種の洗浄工法があります。

洗浄工法にはベーリング洗浄、ブラッシング洗浄、
スワビング洗浄、ジェッティング洗浄、揚水・注入法、
大容量断続揚水法、ドライアイス洗浄などがあります。

また、目詰まりの原因物質となっている
スケールを化学薬品で溶解して洗浄する薬品洗浄法もあり、
薬品洗浄は普通、前述の機械洗浄と併用して
用いられることが多いです。

地下水の水質が飲用に適するほどの良質な場合でも
地下水中には硬度成分、カルシウムなどを含んでいる
ことから井戸の中ではケーシングや揚水管に
スケールが付着します。

15年、20年経って、いざ、井戸の具合が悪いので、
見てほしいと言われて、行ってみると、井戸の地上部は
鉄スケールがこびりついており、井戸の中では、
ケーシングと揚水管の間にスケールが付着し、
水中ポンプを引抜くことができないと思われた場合には、
手をつけることができなくなります。
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[洗浄をせずに錆が浸食し尽くした水中ポンプ]
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[同 揚水管]

井戸の洗浄作業は、その井戸の水質にもよりますが、
一般には、4~5年に一度、実施されています。

以上の各種工法の概要については、
次回、お話する予定です。

井戸に関してのご質問なら
どんな些細なことでもかまいませんので、
どうぞお気軽にお問い合わせください!

それではまた次回~!(*^^)v

2021年10月

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