こんにちは!
"メタボ委員長"ことアサノ大成基礎エンジニアリングの
本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!
先日、足掛け4ヵ月かかったプラモデルが
やっと完成しました(笑)
Before
After
どこに4ヵ月もかかったの!?
と思われるかもしれませんが、
塗装に滅茶苦茶時間かかってます(笑)
実は7層ほど塗り重ねているんですが、
1回の塗装で最低1週間は乾燥させなきゃいけないし、
層ごとに2回ほどヤスリがけし、
最終的にはコンパウンド(研磨剤)で磨いてるんです!
写真では分かりづらいかもしれませんが、
実際はテッカテカなんですよ(笑)
いや~「ものづくり」って楽しいですよね!
(自分は塗装だけですけど・・・)
ですが、凝ったプラモを作ろうと思っても、
徒手空拳では何もできません。
色んな工具やエアブラシ、塗装ブースetc.
と、言わば「設備投資」が必要です。
工場も同じだと思います。
新製品を製造する場合、新規事業に乗り出す場合、
老朽化した設備を新しくする場合など、
様々な場面で設備投資が必要です。
ただ、「設備投資したいけど、資金がなぁ・・・」
とお考えの方も多いのではないでしょうか。
私もエアブラシを購入した時は
清水の舞台から飛び降りる覚悟でした(笑)
以前、ある工場より井戸掘削のご依頼を頂きました。
詳しくは書けませんが、新規事業に参入するための
1つのファクターとして井戸が必要なのだということでした。
井戸掘削以外の設備投資も含め、その新規事業のための原資は
「ものづくり補助金」なるものを利用するとも伺いました。
恥ずかしながら、私は「ものづくり補助金」と
いうものを知りませんでした。
調べてみると、当ブログのコンセプトの1つである
「工場改善」という部分に合致すると思ったので、
今回は「ものづくり補助金」について書いてみたいと思います。
ものづくり補助金は正確には
「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」
と言い、中小企業庁が主体となって交付される補助金です。
また、目的に合せて、3種類の補助金に
細分化されています
①中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業
②取引環境改善型需要開拓支援事業
③中小企業・小規模事業者設備新陳代謝促進事業
これらそれぞれについて説明します。
①中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業について
①については、試作品・新商品の開発や生産プロセスの改善、
新しいサービスや販売方法の導入に対して交付される補助金で、
補助上限は1000万円、補助率は3分の2です。
補助対象経費は原材料費、機械装置費、試作品・新サービス開発
にかかる経費(人件費含む)となっています。
また、「ものづくり技術」か「革新的サービス」かで、
申請の条件が変わります。
工場はどちらかと言えば「ものづくり技術」のほうに
分類されると思います。
「ものづくり技術」の場合の対象は中小ものづくり高度化法
11分野の技術を活用した事業であるこが条件です。
その11分野は以下のようになっています。
・情報処理に係る技術
・精密加工に係る技術
・製造環境に係る技術
・接合・実装に係る技術
・立体造形に係る技術
・表面処理に係る技術
・機械制御に係る技術
・複合・新機能材料に係る技術
・材料製造プロセスに係る技術
・バイオに係る技術
・測定計測に係る技術
「革新的サービス」の場合の対象は
3~5年の事業計画で「付加価値額」年率3%及び
「経常利益」年率1%の向上を達成する計画であることが
条件とされています。
「ものづくり技術」「革新的サービス」いずれも
申請内容が非常に重要なようで、
具体的な取り組み内容が不明確であったり、
補助要件とのズレがあったりすると採択されないようです。
インターネット上では不採択事例も
紹介されているので、参考にしてみるのも
いいかと思います。
②取引環境改善型需要開拓支援事業について
②については「取引先の事業所の閉鎖・縮小により
10%以上売上減少が見込まれる中小企業・小規模事業者が、
新たな事業展開をするために必要
設備投資等に対する補助」と記載されています。
もちろん、取引先とは未来永劫良好な関係を
維持したいと思うのは当然です。
ただ、今のような時代であれば、取引先の倒産や
縮小は当たり前のように起きており、
自己の責任に帰さない販路の縮小は多々あると思います。
このような場合に補助金が交付され、
新規事業展開を行えるということは、
私が経営者なら非常に心強いと感じると思います。
補助の上限は①と同じく1000万円、
補助率は3分の2となっています。
③中小企業・小規模事業者設備新陳代謝促進事業について
③は老朽化した設備を入れ替えるために
交付される補助金です。
具体的には「金融機関から借入を行い耐用年数を
超過した設備を入れ替える大規模投資(総資産の15%を超える設備投資)
を行う場合に、借入額の1%相当額を上限に補助する。」
と記載されています。
仮に金融機関から1億円借り入れた場合、
100万円が補助金として交付されるわけです。
1%といえど、総資産の15%を超える金額の設備投資となると
かなりの金額になると思います。
以上、「ものづくり補助金」についてご説明しましたが、
実は①と②の本年度の公募は終了しています。
ただし、①の2次公募が8月11日に②の4次公募8月29日に
締め切られたばかりで、3次、5次公募の可能性や
来年度の公募の可能性もあります。
②については随時受け付けているので、
大規模な設備投資の計画がある場合は
中小企業庁に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
というわけで今回は「ものづくり補助金」
について書いてみましたがいかがだったでしょうか?
それでは、次回もお楽しみに!
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