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LEDランプへの交換はおすみですか?

こんにちは!
"メタボ委員長"ことアサノ大成基礎エンジニアリング
本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!

ここ数カ月、本格的にダイエットを実行しています!

基本的には筋トレ、ランニング等の運動と
食事制限をしています。
あとは風呂上がりのストレッチくらいですね。
※前屈で掌が床に付くようになりました!
最終目標は開脚です(笑)

食事制限と言っても、リバウンドしたくないので
「おかわりしない」「飲み会以外の飲酒は控える」等、
無理なくできることだけです。

この結果、これまでに10kg以上の
減量(体重はヒ・ミ・ツ)に成功しました!

ただ、元々がデカいので、見た目には
あまり変化がありません(笑)
「あれ?ちょっと痩せた?」と言われるくらいなので
まだまだ減量の余地があります。

いつの日か"スリム委員長"になれるよう
継続していきたいと思います!

さて、今回は節電対策として既に広く普及している
LEDについてのお話です。

LEDとは「Light Emitting Diode」の略で、
日本語では「発光ダイオード」と呼ばれます。

その特徴としては、ガラスを使用しないので
地震が発生しても比較的安全であったり、
紫外線の放出量が少なく
虫が寄ってこなかったりと
色々とありますが、、、、

やはり一番は皆さんご存知のとおり、
消費電力が少なく長寿命なので
『節電・コスト削減』にもってこいだということですね!

では、LEDの性能を見てみましょう。
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環境省「平成23年版 図で見る環境・循環型社会・生物多様性白書」より抜粋

環境白書によれば、白熱電球(40W形)を
LEDに交換した場合、消費電力・CO2排出量ともに
1/6程度に低減でき、約1.6年で
投資回収可能なことがわかります。

また、一般社団法人日本照明工業会
によれば、白熱電球、電球形蛍光灯、
LEDの消費電力および寿命は下表のようになります。
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蛍光灯と比較してもLEDが
省電力かつ長寿命ということが分かると思います。

ここでちょっと長寿命というメリットに
スポットを当ててみましょう。

一般家庭であれば、長寿命のメリットは
単純に電灯買い替え費用の削減のみです。

一方、工場のように膨大な電灯を使用している場合は
それだけではありません。

電灯交換を外部委託している場合は
その費用の削減につながります。

また、電灯交換を工場内の
施設・設備担当者が行っている場合は
その手間が削減されます。
これまで電灯交換にかかっていた時間を
他の業務に回すことができるため、
業務効率の改善につながります。

つまり、単純に買い替え費用だけでなく
人件費の削減につながるというわけです。
※一般家庭ではお父さんが電灯を交換するのに
人件費は発生しませんからね(笑)

このように多くの恩恵をもたらしてくれる
可能性のあるLEDですが、
交換方法には注意が必要です。

工場や事務所で使用されている電灯の
多くは直管型の蛍光灯だと思います。
蛍光灯の点灯には安定器という装置が必須ですが、
LEDには必要ありません。

このことから、蛍光灯からLEDへ交換する場合、
大きく分けて以下3つのパターンがあります。

【パターン①】
工事を行わず単純にLEDランプへ交換する

【パターン②】
安定器を取り外す工事(バイパス工事)を行い、
ソケット等の器具はそのまま利用する

【パターン③】
器具ごとまるっと取り換える工事を行う

それぞれのメリットデ・メリットを見てみましょう。

【パターン①】
工事を必要としないため、最も安価に交換可能です。
また、蛍光灯との互換性があるので、
賃貸オフィス等では有効かもしれません。
ただし、安定器が余分に電力を消費すること、
安定器が故障すると使用できなくなること等が
デメリットとなります。

安定器の寿命は10年程度ですので、
LED交換前に蛍光灯を長年使っていた場合は
すぐに交換時期が来てしまう可能性もあります。

つまり、【パターン①】は初期投資が抑えられるものの、
LEDの最大のメリットである「省電力」「長寿命」の
効果まで抑えられてしまうんです!

また、安全性の問題もあります。
安定器に不具合が起きた場合、
蛍光灯であれば異音を発したり、
点灯に影響が出たりしますが、

LEDランプの場合にはそのような現象が起きないため、
不具合に気付かずそのまま使用してしまい、
発火してしまう可能性があります。
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LEDを原因とする火災のほとんどが
この工事不要直管型LED
不適切な取り付けによるものだとも言われています。

【パターン②】
器具は既存のものを利用するので、
まるごと取り換えるよりは安価に交換が可能です。
※ソケットが破損していなければ施工可能です。

既存の器具を利用するので、工事によって
発生するゴミも抑えることができ、
環境にも配慮した方法であると言えます。

ただし見た目にはランプを交換するだけなので、
「リニューアルした感」はないかもしれません(笑)

また、【パターン②】は電源内臓タイプor電源外付けタイプ
があり、前者はLEDランプそのものの重量が
重くなってしまうため、落下の危険性があります。

ただ、簡単な落下防止措置を施すことで
このリスクは排除できます。
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落下防止器具

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落下防止器具の取り付け状況

【パターン③】
既存の器具ごと更新するので、一番高価です。
見た目にも新しくしたいという場合には
有効な方法だと思います。

ただし、仕様がメーカーによってばらばらなので、
一旦取り付けえてしまうと故障や
経年劣化時のランプ交換が難しい
という点は問題として挙げられると思います。

以下まとめです。
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こんなところでしょうか。

個人的な意見としてはリニューアルの場合は【パターン②】を、
新築の場合には【パターン③】を選択するのが良いと思います。

御存じの方もいると思いますが、昨年末、
一部メディアにて「白熱電球や蛍光ランプが
2020年をめどに実質製造禁止」という
報道がなされました。

日本照明工業会はこれを否定しましたが、
時代の流れを考えると、今後このようなことが
現実となる日が来るかもしれません。

仮にそうなれば、駆け込み需要によって
LED価格や工事費用の高騰に
繋がる可能性もあります。

まだLEDへの交換が済んでいない場合は、
一度専門家にご相談することをお勧めします!

それでは、次回もお楽しみに!
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