こんにちは!
"メタボ委員長"ことアサノ大成基礎エンジニアリングの
本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!
私事ではございますが、
1月6日に第二子となる女の子が
産まれました!
二児の父として頑張りたいと思いますので、
これからも当ブログをよろしくお願いいたします!
というわけで今回は
「工場での3Dスキャンの活用方法」について
書いてみたいと思います。
3Dスキャンとは対象物にレーザーを照射したり、
センサーをあてたりしながら3次元の座標データ(X,Y,Z)を
複数取得する、3次元測定器です。
青と銀の装置が、3Dスキャン本体で、
お弁当箱ぐらいの大きさです。
得られたデータから作図すると
このようになります。
3Dスキャンの利点は
■精度の高いデータを容易に得られる
→3Dスキャンは対象物にレーザーを照射し、
跳ね返ってくる時間によって距離を計測するのですが、
実測と比較しても引けを取らない精度で
かつ容易にデータを得ることが可能です。
■レーザーで計測するので暗い場所でも計測可能
→屋根裏等、照明機器がない場所でも
レーザーなので容易に計測することができます。
■立ち入るには危険な場所でもデータを得られる
→高所等の危険な場所に立ち入らずとも計測可能です。
足場等の仮設費用の削減にもつながります。
■対象物を様々な角度から見ることができる
→得られたデータからCGを作成するので、
紙ベースと異なり様々な角度から対象物を
見ることができます。
こんなところでしょうか。
では工場ではどのように活用できるでしょうか?
ちょっと考えてみました。
①図面の復元
建築時期が古く、竣工時の図面が
残っていない工場や、増改築を繰り返したことで
竣工時の図面と現状が大きく異なる工場は
少なくないのではないでしょうか?
また、配管が複雑に入り組んでおり、
その位置関係が図面と一致しないというような
工場もあるかと思います。
そのような場合、3Dスキャンを利用して
容易に図面の復元を行うことが可能です。
これにより、建屋の耐震性を確かめたり、
今後の増改築計画の検討が容易になります。
②工場内のレイアウトをデータ化
工場では大型設備の導入や入れ替え時に
配置をどうするか、搬入経路をどう確保するか
という問題が出てくることはよくあると思います。
ただ、工場内は資材を置いていたり、
パーテーションで仕切られていたりと
図面には記載されていないが、
配置、搬入の妨げになるものも多いのではないでしょうか。
3Dスキャンは建物そのものだけではなく、
棚やテーブル、額縁や時計といった物まで
トレースし、データ化することができます。
工場内の現在のレイアウトをデータ化することで
大型設備の設置位置や搬入経路の
検討を容易に行うことが可能となります。
③対外アピールに利用
対外アピールのため、ショールームを
併設した工場や、工場見学を
実施している工場は多いと思います。
このような場に3Dスキャンによる
デモ画面の展示や実際に操作して工場内を
隈なく見ることができるようなツールがあれば、
その工場や製品に対する理解が深まったり、
製品の信頼性を高めたりする効果を
狙えるのではないでしょうか。
また、ホームページ上に製品の写真ではなく、
3D画像を記載することで
同様の効果を得られる可能性もあります。
以上、私が思いついた活用例を挙げましたが、
工場での3Dスキャナの活用方法は
他にもあると思います。
「こんなことにも使えるのでは?」という
アイデアがありましたら、是非教えてください!
というわけで今回は「工場での3Dスキャンの活用」について
書いてみましたがいかがだったでしょうか?
それでは、次回もお楽しみに!
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