こんにちは!
"メタボ委員長"ことアサノ大成基礎エンジニアリングの
本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!
まずはこちらをご覧ください。
これが
こうなります(ドヤァァァ)
今回のテーマには全く関係ありません!
ただ完成したプラモデルを見せたかった
だけです!
それにしても暑いですね!
やはりこう暑いと熱中症には十分注意が
必要ですね。
そこで今回は「工場での暑さ対策」について、
事例を紹介します。
先日、とある食品メーカー様より
「工場の省エネ対策を提案して欲しい」
というお問い合わせを受けました。
事前情報では、その工場には既設井戸が2本あり、
製造用水は、全てその井戸水を
利用しているということでしたので、
井戸水の配水ラインに
ヒートポンプシステムを導入することで、
省エネ対策ができないかと考えました。
早速、その工場にお伺いし、
直接お話を聞いてみたところ、
以下のような課題を抱えていることが
わかりました。
①夏季は加熱処理を行う調理場の冷房が効かない
②冷房効率を上げたいがそれに伴うエネルギーコスト
の上昇は最低限に抑えたい
つまり、作業環境改善が第一の課題であるが、
コスト上昇も最低限に抑えたいので、
よい方法はないか?というご相談でした。
井戸水を活用したヒートポンプシステムを導入すれば
省エネ対策となる可能性はありますが、
根本的な空調効率の改善には
繋がりません。
さらに詳しくお話を伺うと、
調理場はスポットクーラーや
天吊式空調機等があるものの、
外気をそのまま取り入れ送風していることが
わかりました。
そこで、外気の取り入れ口である機械室を
冷やすことで調理場だけでなく
工場全体の空調効率を上げ、
さらに機械室を冷やす方法として
空冷式ではなく井戸水を活用した
ヒートポンプシステムを導入することで
コスト上昇を抑えることを提案しました。
空冷式と井戸水を活用したシステムの
比較検討を行ったところ、
イニシャルコストでは、井戸水を活用した方が高いものの、
ランニングコストは空冷式より、井戸水活用の方が
40%程度低く、イニシャル差は15年程度で
回収できることがわかりました。
さらに、補助金を活用すれば
回収期間を8年程度に短縮できる事もわかりました。
まだ導入は決定しておりませんが、
食品メーカー様には、現在ご検討いただいています。
このように、従業員の作業環境改善も必要だが
コストもなるべく抑えたいという
課題を抱えている工場は、多いと思います。
このような課題は、
さまざまな観点から検討し、
最適な解決策を選択することが重要ですので、
一度、専門家にご相談することをお勧めします。
ということで、今回は「工場と暑さ対策」というテーマで
書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
では、次回もお楽しみに!
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