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屋上緑化による省エネ対策

こんにちは!

"メタボ委員長"こと
アサノ大成基礎エンジニアリング
本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!

いやぁ~、暑くなりましたねぇ~!

夏と聞いて私が真っ先に頭に浮かぶのが
DJ Jazzy Jeff & the Fresh Princeという
ヒップホップグループの「SummerTime」
という曲です。

91年に発表された曲なのですが、いまだに夏になると、
どのクラブでも必ずかかるド定番のナンバーです。
ちなみに、この曲の元ネタ(サンプリングネタ)は、

こちらも夏のド定番Kool & the Gangの「Summer Madness」
という曲です。

さらに、このFresh Princeという人物は、
今やハリウッドスターのウィル・スミスなんです。
こちらのほうが有名ですよね!

すいません、ブログの内容とは関係のない話
になってしまいました・・・。

ヒップホップのウンチクをもっと聞きたい方は、
個人的にお問い合わせを!

ですが、やっぱり、暑さを忘れるために、
クラブで好きな音楽を聴きながら、
踊ったり、酒を飲んだりするは最高です!!

皆さんは暑い夏を乗り切るために、
どんな方法をとっていますか?

話はガラッと変わりますが、個人でできる
暑さ対策&省エネ対策として、最近よく
耳にするのが「緑のカーテン」という言葉です。

ご想像の通りだと思いますが、窓の外につる性の植物を
すき間なく植えることで直射日光を遮る方法です。
また、植物の蒸散によって、室内温度の上昇を
抑える効果もあるようです。

私の通勤途中にもこの「緑のカーテン」を
設置している家がいくつかあります。
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ただ、ここ最近では「緑のカーテン」と
呼ばれるようになったものの、以前から
このような対策をしていた方も
多いように感じます。

私も、小学生の頃には毎年、教室の窓の外でヘチマを
育て、季節的に涼しくなった頃に実を収穫し、
ヘチマタワシを作っていました。

こう考えると、本当に日本人は昔から省エネリサイクル
という、環境にやさしい生活を実践していたんですね!

ということで、今回は、屋上緑化・屋上散水による
省エネ対策について、書いてみます。

屋上緑化とは、文字通り、屋根や屋上に植物を植え
緑化することで、建築物の断熱性や景観の向上
を図ることを目的で実施します。

同様に、建物の外壁を緑化する場合は、
壁面緑化と呼ばれます。

屋上緑化は、ヒートアイランド等、環境問題への対応として、
知られるようになりましたが、先ほどもお話ししたとおり、
日本でも、夏にはヒョウタンやヘチマを植えて、
緑陰を作り、家屋に涼を呼ぶ習慣がありました。
屋上緑化の効果は、何と言っても空調コストの削減、
つまり、省エネ効果でしょうね!

特に夏の直射日光を遮ることにより、冷房効率が
改善され消費電力が押さえられるという点が魅力です。

特に工場に多い折板屋根は、夏場は70℃近くの温度に
なることもあるので、直射日光を遮る効果、
蒸発散による冷却効果は大きいと思います。

屋上や屋根に設置するという面では、太陽光発電と
同じですが、太陽光発電に比べ、見た目が涼しげで、
景観が良い点も捨てがたい魅力だと思います。

そんな良いことばかりに思える屋上緑化ですが、
実は課題もあります。

大きな課題としては、次の3つでしょうか?
①建物の荷重制限、屋上防水
②水道代などの負担
③芝刈り、ドレイン清掃などの手間

①建物の荷重制限
建物は、建てる時の目的、想定される使用状況に基づき、
設計されていますので、既存建物に後から屋上緑化を
行う場合は、建物の荷重制限からみて、屋上緑化しても
大丈夫が、事前に確認しておく必要があります。

土というのは、以外と重いものです。
むやみに、屋上に土を入れると、
建物が傾いたりするかもしれません。

今は、軽量土というものもありますので、そのような
軽い材料を使うなど、建物に負担をかけないよう
にする必要があります。

また、どうしても土を載せることが難しい場合は、
屋根散水に切り替えるという手もあります。
屋上緑化のような直射日光を遮る効果は
少ないですが、蒸発散による冷却効果が
期待できますし、屋上緑化に比べれば
コストも安くなります。

②水道代などの負担
屋上は、地面に比べ乾燥しやすいので、
結構な量の散水が必要となります。

保水力が高い土を使うなどの工夫により、
水の利用料を削減するなど工夫が必要です。
また、逆に井戸水を使うなど、水道代が
かからない水を利用することも考えられます。

井戸水は、温度が15~18℃と年間のばらつきが
少ないので、水道水に比べ、水温による
冷却効果も大きくなります。

③芝刈り、ドレイン清掃などの手間
植える植物によっては、剪定や芝刈りなどの
手間がかかります。

また、落ち葉が排水口に詰まったりしますので、
定期的なメンテナンスが必要となります。
これらの手間やコストを負担することが難しい場合は、
緑化ではなく、屋上散水のみにする
という方法もあります。

色々と課題を並べてみましたが、こうやってみていくと、
屋上緑化は、省エネはできるけど、コスト削減に
ならないなぁと感じられた方も多い
のではないでしょうか?

実はそのとおりなんです。
屋上緑化のみでは、コスト削減は
難しい場合が多いです。

普通は。

でも、工場であれば、屋上緑化が利益創出に
つながる可能性があります!

そのキーは、「工場立地法改正」です!

工場立地法は、1974年に施行された法律で、
一定条件以上の中・大規模工場が対象となり、
緑化についても義務付けられています

2004年の改正までは、工場緑化は地盤面だけしか
緑地面積として算入できませんでしたが、改正により、
屋上緑化・壁面緑化の面積も緑地として算入すること
が可能となったのです。

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つまり、屋上緑化により、自由に使える土地を
新たに生み出すことができるのですから、
土地活用のアイデア次第では、十分に利益を
創出できる可能性があるということなのです!

みなさんなら、どんなアイデアがありますか?
・太陽光発電施設を作る!
・工場で働く方も一般の方も入れるような、
コンビニやファーストフード店を誘致する!
・分散していた倉庫などを集約し、借地料をコスト削減する!
・新たな生産設備を作り、売上げを伸ばす!

などなど、色々なアイデアが考えられると思います。
私なら、やっぱり踊って、酒が飲めるクラブかなぁ(笑)

というわけで、屋上緑化による省エネ対策
いかがでしたか?

次回は、「小水力発電」について、
書いてみたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに!

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