こんにちは!
"メタボ委員長"ことアサノ大成基礎エンジニアリング
の本多純秀(ホンダヨシヒデ)です!
先日、「Hulu」という有料動画サイトで
何か面白そうなのないかな~と色々と検索していたら、
「北斗の拳」というアニメが目に留まりました。
懐かしい!と思いつつ何気なく1話から
見ていたのですが、案の定
ドはまりしてしまいました・・
ご存知の方も多いと思いますので、
内容は割愛しますが、
驚くべきは主要人物の年齢設定です。
なんと!
ケンシロウ 18歳
トキ 23歳
ラオウ 26歳
らしいです!(諸説あるそうです)
イメージより若すぎる!
26歳で「我が生涯に一片の悔いなし!」
なんて言葉は、当時の自分だったら
絶対言いません(笑)
また、ユリアは16歳らしいです!
つまり、ラオウは22~23歳の頃、
12~13歳のユリアに向かって
「俺の女になれぃ!」と言っていたわけです。
アカンやろ!と、ついツッコミを入れたくなります。
まあこんな話は置いといて、久しぶりに見ても
やっぱり面白いですね。
まさに「不朽の名作」だと思います。
さて本題ですが、建物においては「不朽」と
いうことはあり得ません。
時間経過によって必ず劣化しますし、
震災等の自然災害で大きなダメージを
被ってしまうこともあります。
「いかに劣化を遅らせ、劣化した場合
はどのように修復するか」
「想定される災害に対してどのように準備するか」
が重要です。
やはりこのことは皆さん意識されているようで、
最近、工場の方とお話ししていると、
工場の耐震診断および耐震化についての
ご相談を受けることが多いなと感じます。
そこで、今回から数回にわたって
「工場と耐震」というテーマで
書いてみようと思います。
その第1弾として今回は耐震改修促進法
について書いてみます。
平成7年に発生した阪神大震災では、
6000名を超える方々が犠牲になりましたが、
そのうちの約8割が家屋や家具等の
倒壊・転倒が原因だと考えられています。
一方で昭和56年(1981年)に改正された建築基準法、
いわゆる新耐震基準に基づき設計された建物が、
それ以前の建物と比較して被害が少なかった
こともわかりました。
この事実を受け、平成7年12月に
「耐震改修促進法」が施行されました。
この法律では平成27年までに耐震化率を90%以上
にする目標が掲げられました。
その後、数度の改正が行われ、昨年11月に再度、
改正法が施行された後、現在に至っています。
特筆すべきは、この昨年11月の改正によって
それまで特定建築物(下表参照)の耐震診断・耐震改修に
ついてはいわゆる「努力義務」だったものが、
一部のものについて耐震診断が義務化され、
その結果を平成27年12月31日までに
報告しなければならないこととなった点です。
特定建築物および耐震診断義務化の対象は、
その建物の用途および延べ床面積によって定められています。
表の青枠で囲った用途の建物が面積によって
耐震診断が義務化された建物です。
表をご覧になっていただくとわかるとおり、
工場は通常、特定建築物にあたりますが、
耐震診断は義務化されておらず、面積に関わらず
「努力義務」となっています。
ただし、石油精製工場等の危険物(石油、火薬等)を
扱う工場は、その取扱量により表の一番下の建物にあたるため、
面積によって耐震診断の義務が発生します。
このように、工場では、特定の工場を除き、
耐震診断・耐震改修はあくまで
「努力義務」であり、必ず行わなければならないと
いうものではありません。
ですが、実際に大地震が発生した場合、もし工場建屋が
倒壊してしまえば生産が止まってしまったり、
従業員に被害が出たりと企業経営上大きなダメージを
受けてしまいます。
東日本大震災後、様々な企業で策定が行われている
BCP(事業継続計画)の観点からすれば、
工場の耐震診断・耐震改修はまさに
「転ばぬ先の杖」なのではないでしょうか。
昭和56年以前の建物であるとか、増築等で
建物の構造が変わっているとか、耐震性に
不安のある建物を所有されている場合は、
一度、専門家にご相談されることをお勧めします。
というわけで今回は「工場と耐震改修促進法」
というテーマで書いてみましたが
いかがだったでしょうか?
それでは、次回もお楽しみに!
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |